DTVの面接や追加確認では、難しい専門質問よりも、「なぜその活動なのか」「タイで何をするのか」「生活費や滞在計画はどう考えているのか」といった基本的な整合性確認が中心になりやすいです。したがって、上手い回答を作るより、申請内容と矛盾しない説明を準備することが重要です。

この記事では、面接・追加確認で確認されやすい論点を整理します。


よく聞かれやすい質問は5つに整理できる

面接・追加確認で確認されやすい内容は、大きく5つのカテゴリに整理できます。

カテゴリ 具体的な質問例
申請目的 なぜDTVなのか、なぜその活動(ゴルフ・料理・フリーランス)なのか
活動内容 経験の有無、スクール・施設の選定理由、プログラムの内容、継続性
仕事と収入 現在の仕事は何か、タイで働くのか、生活費はどうするか
滞在計画 滞在先、滞在期間、最初の入国後の予定
家族・同伴 1人で申請か、家族の同伴はあるか

カテゴリ別:準備のポイント

申請目的

「なぜDTVか」「なぜその活動(ゴルフ・料理・フリーランスなど)なのか」という動機の一貫性を確認されやすいです。

準備の考え方: 申請書に書いた内容と、自分が口頭で説明する内容が矛盾しないことを確認する。「なぜタイなのか」「なぜその活動なのか」を自分の言葉で1〜2文で言えるようにしておく。


ソフトパワー申請で聞かれやすいこと

  • その活動(ゴルフ・料理・ムエタイなど)をなぜ選んだのか
  • 活動経験はあるか(技術の高さは問われないが、興味・関心は説明できると良い)
  • どのスクール・施設を選んだのか、なぜそこなのか
  • 活動のプログラム内容・期間
  • 活動終了後はどうするつもりか

準備の考え方: 受入レターに記載された施設・期間・活動内容と、自分の口頭説明が一致していることを確認する。


フリーランス・Workcation申請で聞かれやすいこと

  • 現在の仕事の内容
  • タイで仕事をするのか(現地での就労との違いを説明できるか)
  • クライアント・雇用主はどこの国の会社か
  • 収入はどこから来るのか
  • タイにいながらリモートで働く具体的な仕事内容

準備の考え方: 「タイ国外のクライアントのために、タイからリモートで働く」という説明軸を維持する。提出済みの契約書・請求書の内容と発言が矛盾しないことを確認する。


仕事と収入の説明

「タイで現地の仕事をするのか」という確認は、就労ビザとの混同を避けるための確認として行われやすいです。

  • DTV所持者はタイ国内での現地就労が認められていない
  • リモートワーク(タイ国外のクライアントへの業務)は申請根拠として認められている
  • この違いを、焦らず明確に説明できることが重要

滞在計画

  • 最初の滞在先(ホテル・コンドミニアムなど)
  • 滞在期間の見通し(180日の使い方)
  • タイを選んだ理由(生活・気候・活動環境など)

準備の考え方: 具体的な計画がなくても、大まかな見通しを説明できるようにしておく。


家族・同伴に関する確認

家族の帯同に関する制度については、SNSや体験談では様々な情報が流れていますが、公館ごとに案内が異なる可能性があります。家族申請に関しては、申請先の公館に直接確認することをおすすめします。


面接前チェックリスト

チェック項目 確認内容
申請理由 1〜2文で言えるか
活動内容 期間・施設・目的を説明できるか
仕事の説明 収入源・リモートワークの実態を説明できるか
生活費・残高 資金の出どころを説明できるか
滞在計画 最初の滞在先・大まかな期間を言えるか
書類との整合性 提出書類と発言内容に矛盾がないか

よくある不安

「面接で働くと言ってしまったら問題になる?」

「タイで仕事をする」という発言は、文脈によって解釈が変わります。「タイ国外のクライアントのためにリモートで働く」という説明であれば申請根拠と一致します。「タイ国内で現地の仕事をする」という意味に取られると問題になる可能性があります。発言の意味が正確に伝わるよう注意してください。

「模範回答を暗記した方がいいですか?」

回答の丸暗記は推奨しません。審査官とのやり取りの流れで質問の意図が変わることもあり、覚えたフレーズと状況がずれると対応が難しくなります。自分の申請内容を自分の言葉で説明できることの方が重要です。


FAQ

Q. 面接では何を聞かれますか? A. 申請目的・活動内容・収入・滞在計画・家族同伴の有無が中心になりやすいです。難しい専門質問より、基本的な整合性確認が多いとされています。

Q. 英語が苦手でも大丈夫ですか? A. 日本語で対応した事例もあります。ただし英語対応を求められる可能性も念頭に置き、主要な説明を英語でも準備しておくことをおすすめします。

Q. ソフトパワーとフリーランスで聞かれることは違いますか? A. 活動内容・仕事の説明の部分は異なります。ソフトパワーは活動の実在性・継続性、フリーランスは仕事の実態・就労の線引きが確認されやすいです。

Q. 家族について聞かれることはありますか? A. 同伴者の有無を確認されることがあります。家族の帯同に関する詳細は申請先の公館に確認することをおすすめします。


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申請者体験談および大使館公式案内をもとに作成。最終更新:2026年5月