DTVをWorkcation(フリーランス)ルートで申請する場合、仕事の実態と収入を示す書類が必要になります。「収入証明」という言葉でひとくくりにされることが多いですが、書類の種類と役割は異なります。
この記事で分かること: 収入証明として機能する書類の種類、主資料と補助資料の違い、働き方別の使い方。
「収入証明」の書類は目的によって異なる
DTV申請における「収入証明」は、主に2つの目的で使用されます。
| 目的 | 使用する書類 |
|---|---|
| 仕事の実態・雇用関係の証明 | 雇用契約書、業務委託契約書、在職証明書 |
| 収入・資金の実態の証明 | 残高証明書、銀行口座明細、請求書・入金履歴 |
これらは別々の目的を持つ書類であり、片方だけで代替できるわけではありません。
書類の役割と違い
雇用契約書
雇用主との法的な雇用関係を証明する書類。雇用主・収入・雇用期間・業務内容が記載され、「タイ国外で雇用されている」「リモートワークが認められている」ことを示す主要書類です。
在職証明書
現在も雇用が継続していることを証明する書類。雇用契約書が古い場合や、最新の雇用状況を確認するための補足として使用します。英語での発行を雇用主に依頼することが一般的です。
業務委託契約書(フリーランスの場合)
フリーランスやフリーランサーが、クライアントと結んでいる契約を示す書類。雇用契約書に相当する主資料として機能します。
請求書(フリーランスの場合)
クライアントに発行した請求書は、継続的な業務実績を示す補助資料として有効です。過去数ヶ月分をまとめて提出することで、業務の継続性を説明できます。
残高証明書
銀行口座の残高を証明する書類。DTV申請では500,000 THB(約200万円)以上の残高証明が必要です。これは「収入証明」ではなく「資金証明」の役割を果たします。
銀行口座明細(取引履歴)
過去の入金・出金の記録。収入が定期的に入っていることを示す補助資料として機能します。残高証明と合わせて提出することで、資金の実態をより明確に説明できます。
働き方別の書類の使い方
| 働き方 | 主資料 | 補助資料 |
|---|---|---|
| 海外企業に在籍 | 雇用契約書、リモートワーク許可書 | 在職証明書、給与明細 |
| フリーランス | 業務委託契約書 | 請求書、入金履歴 |
| 個人事業主 | 事業登録証明、顧客との契約書 | 確定申告書、口座明細 |
FAQ
Q. 残高証明書だけで仕事の証明になりますか? A. なりません。残高証明書は資金の証明であり、仕事の実態の証明とは別です。雇用契約書や業務委託契約書などの仕事に関する主資料が別途必要です。
Q. 給与明細は必須ですか? A. 必須書類として定められているわけではありませんが、収入の継続性を補足するための補助資料として有効です。
Q. フリーランスで請求書が数枚しかない場合は? A. 実績が少ない場合は、その他の補助資料(CV、クライアントからの推薦状など)を充実させることで補強できます。ただし、仕事の実態が十分に証明できない状況では、ソフトパワールートを検討することも一つの選択です。
Q. 日本語の給与明細は使えますか? A. 英語での書類が基本です。日本語の書類には英語の概要・翻訳を添付することを検討してください。
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タイ大使館公式案内をもとに作成。最終更新:2026年5月